RHYMESTER「ウワサの真相」
- アーティスト: RHYMESTER,KICK THE CAN CREW,PUSHIM,F.O.H,S.Sasaki,D.Sakama,J.Yamamoto,T.Hatakeyama,A.Sato,K.Kojima
- 出版社/メーカー: キューンミュージック
- 発売日: 2001/12/19
- メディア: CD
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★★★★★★
ライムスターのアルバム。このアルバムからライムスターはメジャーレーベルに移ったらしいです。このアルバムは初心者にオススメ☆聴きやすいしおもしろい。音楽でおもしろいってなんか変だけど、このアルバムはおもしろい。
で、このアルバムで好きなのは、まずイントロ。「勝算(オッズ)」ってタイトルで、MCふたりがアカペラでラップしてます。僕は仰々しいトラックが延々と流れる、みたいなイントロが嫌いだったんでライムスターのアルバムは毎回おもしろいな、と思ってしまう。で、続く「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」は楽しげな曲なんだけど、どうしても好きになれない。説明できない好きになれなさがあります。あの曲は。で、「ウワサの真相」って曲はわかりやすくかっこいいね。珍しく、ふたりともストレートに毒づいてるなぁって思います。MUMMY-Dの「知ったかぶったブスとカスどもが有り難がるミスターアブストラクト」ってとこにヤラれちゃいました。「Walk On -Hey,DJ JIN Pt.2-」もいいね。トラックがなんか宇宙っぽい。吸い込まれるかんじ。テーマがなんかアメリカのHIPHOPっぽい。この曲を聴くといつもRUN DMCを思い出します。で、最後に「パート3でまた会おう」って言ってるんだけどいつパート3が聴けるんだろう。この曲を聴いて以来ずっとパート3を楽しみにしてるんだけど、でるんだろーか。僕はライムスターのアルバムがでる度にパート3入ってないかな、と期待してしまう。でー、このアルバムで僕が好きなのは、「プリズナーNo.1,2,3」と「グッド・オールド・デイズ」。「プリズナーNo.1,2,3」は三つの自由についてラップしていて、おもしろい。初めてきいた時はなんかいろいろ考えました。で、「グッド・オールド・デイズ」は「昔は良かったなぁ」って言う人を皮肉った曲で、かなりスキ。音楽以外でもこういう皮肉った表現のしかたが僕はすきです。トラックもなんかふざけたかんじっていうか、力が抜けるようなかんじでスキ。でも最後の最後に皮肉った視点から主観の視点になってて(←すごく表現がヘタだけど他に言い方が思いつかなかった)、今のライムスターならこの部分はなかったかな、と思う。なんとなく。
このアルバムは曲ごとに色んなトピックがあってシングル集みたいなかんじ。HIPHOPに興味がない人にもオススメしたい1枚です。